ここのところ冬を感じさせるような毎日です。昨日も今日も
部屋で仕事をしていました。
来週ある病院の緩和ケアの病棟でボランティアのコンサートを
させていただくことになっています。これは選曲もお話しの内容も
とても気を使います。爽やかな5月の風のようなコンサートに
したいなあ、と思っています。今日ピアニストの塩川さんがきて
下さって練習しました。塩川さんはぼくのCDをプロデュースして
アレンジもして下さった方です。
先週の金曜日、居心地の良かった焼鳥屋さんが閉店して
しまいました。酒も食べ物もおいしかったのですが、ぼくが一番
感激したことは、こんなことです。
たとえばカウンターに座っているぼくに向かい側からビールを
出してくれる。その時に、
「右手の側に置かせていただきます。」
と言ってくれること、なにげないことですが、彼とは向かい合って
いる訳で、そんな時、右左を自分の右左でおっしゃる方がとても
多いのです。頭の中でぱっとひっくり返して説明して下さる。
また
「お皿の右側がハラミで左側が豚バラです。」
と、教えて下さる。これもぼくの右からになっているのです。
一人ならそんなに驚かないのですが、このお店の方々は自然に
それができています。ふしぎに思って尋ねてみました。
「研修かなにかの時に見えない人に知らせるやり方を学んだり
したのですか?」
彼は一瞬きょとんとした感じでしたが、
「いいえ、お客様の立場に立って自然にしていただけです。」
とのことでした。
以前から思うのですがこんな風に自然に考えられる、あるいは
行動できる人って、特にマニュアルを勉強したとか、家族や親戚に
しょうがい者がいるとかいうことと全く関係がないようです。
ぼくの伯父などは
「おい、とおる。そ、そこにある、あれ取ってくれ。ほら
それだよお。そっちじゃなくてあっちだよ。まったくしょうが
ねえなあ。」
などと言うしまつでしたから。
12月の半ばにはリニューアルオープンするとのこと、楽しみに
待ちましょう。
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