映画を観ました

　みなさまこんばんは。
　もう5がつですね、ぼくの季節です。
　今日ある映画を観てきました。FBに文章を書いたのですがうまく
上げられなくて、ここに書いてみます。

今日は、いや昨日は
目の見えない白鳥さん、アートを見にいく
という映画を観てきました。実は2回目。
最初から違和感があったのですがそれがなんなのかはっきりわかり
ました。
　まず映画はとても素敵、白鳥さんの人となりや思いについて、き
ちんと整理して表現されていました。特にぼくは友人の男性が話し
ていらした言葉が印象的でした。
　「ぼくもけんじ（白鳥さんのこと）も絵なんかみようなんて最初
から思ってないんだ。ただ美術のある空間に、それを楽しむ人々と
共にいたいんだよ。」
という発言がありましたが、それにはとても共感したのです。

　それだからこそぼくは言いたい、白鳥さん、あなたはそれで満足
なんですか、と。
　ぼくも美術について話を聞くのはとても楽しい、感性が茂樹され
て豊かな気持ちになります。
　でもね、それと共に悲しくなる。なぜぼくはその絵を見ることが
できないのだろう、となぜぼくはその絵と直接対話することができ
ないのだろう、と。

　依然、システィーナ礼拝堂でそんな風に感じたことを思い出しま
した。
　美術を言葉で表現しきるのは無理だ、とぼくは思います。それが
できるなら文章を書けばいいのです。よく、「この歌はどんなこと
を理解してほしくって歌うのですか？」なんていわれることがあり
ますが、それを言葉にすることができるなら、歌わなくたっていい
のです。そうではないから音楽があり、美術がある、、、
　ぼくはそう思うのです。